だかいち萌え日記

抱かれたい男1位に脅されていますの萌え語りです。

抱かれたい男1位に脅されています

かなりピンポイントで語りたいと思います。

同士が居ないかな…。居たらいいな、無理かな…。
だかいち読んでて「ん?」とちらっと感じて、そしてその部分が自分にとってこの作品が非常に新鮮でかなり魅力になってる部分です。

「愛してる」というセリフが未だにないところ。

ライトノベル、少女漫画系を始めなろうなどのファンタジーや恋愛ものなんかも読むのが好きなのですよ自分。あ、乙女ゲームもな。BLよりはぶっちゃけそっちの方が嗜好としてはメインかも。で、恋愛ものとなれば無論中心は「恋愛」です。紆余曲折を経て魅力的なヒーローと魅力的なヒロインが運命に翻弄され傷つきながら精一杯に互いを求め合って愛し愛され成長し告白で告げます。「あなたを愛しています」と。
綺麗な夢を見たい、だから創作を求めるので自分に合うそんな恋愛小説、漫画にはそらもうどっぷり泣きながら漬かりまくりますよ。「愛」どんと来い!

でもちょっと「愛」って言葉の扱い、自分には重いというか神聖すぎるというか大仰すぎるというか、作品によってはたまに戸惑うこともあるのですよね。ドンピシャで「来た来たー!」(滂沱)な時もあるのですが、モノによっては自分にちょっと合わない「愛の告白」もある。「…いやそれ言うには早すぎない?」「愛してるっていうには軽すぎない?」「…愛というか、…ソレ肉欲…」。

ハイ、開き直りましょう。

そういう「愛」を否定してる訳ではないのです。だって気持ちの正否なんぞ他人が決められるわけないんだから。その人がそれを「愛」と思うならそれは間違いない訳で。ただ、ただね、

こちとら夢見てその夢の世界を食い散らかし無駄に年食ってる訳ですよ。好みもそらうるさくなる訳です。  
私の青春時代は簡単な表現をすれば「愛」は「相手に与えるもの」「恋」は「相手に求めるもの」的なイメージだったのですよね。今時はどうなのかしら?
とにかく、とりあえず、「愛」。それって凄く尊くて使いどころに於いて物凄く威力を放つのですが、「愛してる」って、特に恋愛面だと使いどころを間違えるととんでもなく陳腐になる諸刃の刃な気がする最終兵器と思います
で、だかいちの作品に於いて、恋愛感情に関して現在まで「愛」というはっきりした言葉を使われるシーンってない。これが、自分的にとても好きです。ホントに。
「愛」って言う、ある意味恋愛ものの最終地点であり最高峰である言語が、未だに使われていない彼らに密かに萌える。
「好きです」っていう、単純だけど何より強くて他の何も寄せ付けない最初の感情。特にチュンタには顕著だよね。本人の質的にはスパダリなのに相手に「与える愛」なんていう余裕も崇高さなんかもなく、ただただ相手を求める「恋」に一直線に落ちてしまって追い求めて今に至る感じがいっそいさぎいいというか。
チュン太が高人さんに伝える「好きです」って言葉はいつでもストレートで万感の気持ちが込められてる感じがします。…偏見なんでしょうが、クオーターという海外の血が入っている分「愛してます」って言葉は純日本人よりサラッと出てきそうなイメージが何となくあるんですけどね。でも高人さんに出会うまでジオラマな世界の住人だったからなー。
高人さんも、何度も言うが恋愛素人の上にシャイな日本男児とくれば「愛」って言葉を扱うのは中々大変な面がありそうだなとも思うし。…でもって、そもそも、この二人の感じ。少なくともこれまでの6巻までの間での互いのこの感じ。これってホント、凄く「恋」よね。愛というよりも。
三者の目で見るとお互いに欠けてたものを与えあっているんだけども、彼ら自身は相手に自分が何か大切なものを渡せているとはあまり気付けてなくて、ひたすら一途に求める気持ちで相手に手を伸ばしてる感じ。
まごうことなき「恋」!っていう、それが物凄くいいなと思うわけですよ。桜日先生が意識して「愛」って言葉を使わずに構成してるならやっぱりスゴイなと惚れ惚れします💛 「ミ・テゾーロ」 この言葉が下手な「愛してます」より物っ凄い価値と威力を持って使われてるのも含めて💖

…初っ端から勢い余ってのギラッギラな肉欲で身体から入っちゃってるのに、読んでるとキラッキラ☆な「二人の恋」になっていって読者として取り込まれてるって不思議。凄い技量だなと思いますね。
H描写も濃いですよねーだかいち。

元々自分も久々のBLに手を出したのはそれ目的もあったんですが、初め読んだ時はエロ本並の描写に一瞬引いたくらいw。ソレの描き方かなりリアルじゃね? 白抜き部分とかそんだけ? コマごとの情報量の多さスゴッ! なんだこれ、BLってファンタジーじゃないの? もっと表現とかお綺麗に描写するもんだと思ってたんだけど、今どきのBLってこうなの!?とビビりましたが。

でも慣れると癖になりますよねこの表現と描写w エロ万歳

(∩´∀`)∩ 今となってはむしろカモン!w 

というかですね、純粋に凄いと本当に思います。これだけ毎回かなり濃い描写でありながら6巻までワンパターンがない。(トイレで無理やり、倉庫で押せ押せ、ハチミツ、車、コスプレ、お仕置き、エトセトラエトセトラ)特典小冊子とか含めたら更に沢山のシチュエーション。どれだけバリエーション思いつけるのでしょうね。そういう意味でも真面目に凄い作家様だなと尊敬しております。 

で、こんだけやることやってんのに(キワモノプレイすら多々あるのに)純粋な恋愛ストーリーでもあるという、やっぱり面白い作品だなー。これまでも結構色々と綴ってきただかいちに対する徒然語りですが、未だにふっと「あ、あれも呟きたいな」ってなる。スルメ並みの味があります。 

くコ:彡 あらやだ私、まだ語れるわw